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Heavenly Bento/ヘブンリー・ベントー




出演/スタッフ
[出演]ジュン・キム, リム・ケイトン
[ダンス・ 振付] 池田一栄
[企画・演出] 棚橋洋子
[舞台演出] マックス・シューマッハー
[台本] アンドレアス・ホーベルト
[舞台装置・デザイン] マティアス・ボトガー
[作曲・音響] ジビン・バジレフ
[プロデューサー] マティアス・ボトガー
[写真] アリス・シャウホフ
[グラフィック・デザイン] 棚橋洋子
[衣装] 纐纈直樹
[助監督] シモーネ・ベネット
[アシスタント] ラーラ・フリング

ソニー創設を題材にしたドキュメンタリー・メディア演劇作品

実在する企業の歴史を基にした物語を語るにあたって、芝居は未来と天国を舞台に展開する。すでに天上に旅だった二人のソニー発足の父達、互いに劣らない強烈な個性を所有したゴールデンコンビであった盛田と井深が重要取締会の役員らに昔話を物語る。会社の記念日を祝う為に盛田と井深は昔の同僚達を華やかな晩餐会に招待する。役者とともに一つの巨大なテーブルに席をとり観客は招待客の場所を占めながら芝居を鑑賞することになる。はちきれんばかりのエネルギーと人を魅了せずにはいられない性格をもってソニーを自ら盗「界のソニー狽ノ導いた盛田と天才技術者の井深は共に観客に我が子SONYの雄大なる歴史を語る。

ソニーの出世話は第二次世界大戦後の日本のめざましい経済的・社会的復興のもっとも強烈な実例であろう。著者ジョン・ネイスンは 粘ONY: The Private Story (出版 Houghton Mifflin Co,1999)のなかで一年半に及ぶ個人インタビューに基づいて、世界的な成功をおさめている日本企業ソニーのエピックを語っている。
この本が宣伝目的でソニーによって出版されたのではないという事を認識するのはとても大切である。同書はソニーの経営方針や経営者個人に常に同意しないどころか時折批判的な意見をも述べている。同書は第二次世界大戦直後廃虚と化した東京で東京通信工業株式会社(後のソニー)を興した二人の伝説的存在、盛田昭夫と井深大の二人の一大記をもって始まる。井深の技術的発明に対する純粋な情熱と、世界的な大会社を築くという野心に育まれて、ソニーは壊れかかった建物を本拠地とした小会社から世界的規模に及ぶ大会社へ急速な変貌を遂げた。

パフォーマーが扱うソニー製品7品:
1.電気炊飯器 .....ソニーの第一製品
2.1/4テープレコーダー .....湯揩骼 戦後テープ開発の試行錯誤
3.トランジスターラジオ .....より小さな製品を サイズ革命
4.ソニー .....新会社名、新ロゴ
5.ブロバ事件 .....アメリカ市場進出
6.クロマトロンとトリニトロン .....カラーテレビ革命
7.ウォークマン .....盛田の伝説的先見の明 モバイルな時代の到来

4mx3m大のある物体を舞台に芝居は繰り広げられる。未来的な雰囲気を漂わせるこの物体は電気製品、厳密には、巨大なモニターのようである。観客の為の30脚のいすはこの物体の周りにおかれている。 観客一人一人の前には底が白い物体で満たされている透明な箱がおかれていて、まるでこの巨大なモニターのボタンのようである。この巨大な物体が芝居の中央舞台、そして観客の晩餐のテーブルとなるのである。
テーブルはまたビデオ投影の為のスクリーンとなる。俳優たちの呼吸にあわせて、ビデオ映像は第三の役者のように物語をともに語っていく。ボタンのように見える箱は今晩の晩餐の為の弁当箱で、中には真っ白に輝くココナッツミルク寒天がおさめられている。ココナッツミルクと蜂蜜が加えられ本来和食である寒天がほのかに洋食の色を帯びている。この極端に質素でどこかこの世離れした寒天はギリシャ神話の神々の食物のアンブローシア、またはエジプト脱出中のイスラエル人を救済した空から降ってきた食べ物マナを連想させる。



[ダイジェストビデオ]

 
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